CVR（Conversion Rate） とは
CVR（Conversion Rate） とは日本語ではコンバージョン率または顧客転換率と言われているものです。ウェブマーケティングではウェブサイトやページにアクセスした人のうちで、どのくらいの人が商品の購入やサービスの利用に至ったかを示す指標として用いられています。CVRの計算はコンバージョン数を全体数で割るだけの簡単なものですが、コンバージョン数や全体数をどう定義するかによって評価できるものが違うので注意が必要です。
コンバージョン数は商品やサービスを購入した顧客数とすることも、同じ顧客が何度も購入した場合も含めたのべの購入数とすることもできます。ユーザー数に対してウェブマーケティングの効果があったかを評価するには購入者数を適用するのが良く、売上に対する効果を調べるには購入数をしようするのが適していると考えることが可能です。
母数についてもウェブサイト全体へのアクセス数を用いることもできますが、特定のページへのアクセスを母数として計算することもできます。商品やサービスの購入に導くための設計になっているかを評価する対象がウェブサイト全体か、特定のページかによって決めるのが合理的です。このようにして数値化することにより、ウェブマーケティングをした効果測定をすることができます。簡単なウェブ解析により算出できることから評価しやすく、効果の高さを定量的に理解できるので優れている方法です。
CVRを上げるには
ウェブマーケティングによってCVRを上げるには二つのコツがあります。一つはアクセスしたユーザーをページのコンテンツに引き込むことです。アクセスしたけれど数秒で離脱してしまうというのはよくあることで、CVRを低下させる原因として大きなものです。対策として重要なのは共感を生むことで、こんな問題を抱えているのではありませんかと問いかけたり、このような悩みで苦しんでいる人も大勢いるのですと説明したりするのが良いでしょう。その解決策があるのではないかとユーザーに思ってもらい、ページを読み進めてもらえれば引き込みに成功です。
もう一つは引き込んだユーザーに今すぐに買うべきだと考えてもらえるようにすることです。後でもう少し考えてみようと思われてしまうとCVRは上がりません。ページを読んだそのときに買ってこそメリットがあると感じてもらえるように期間限定、数量限定などといった限定のサービスで安く買える、特典がついてくるといったアピールをするのが効果的でしょう。