EFO (Entry Form Optimization)

EFO (Entry Form Optimization)とは

EFO (Entry Form Optimization)とはエントリーフォーム最適化と日本語で呼ばれているもので、ユーザーがフォームに完全に入力を終えて送信するのを促す目的で行われています。資料請求の申し込みや会員登録などをオンラインで行うときに問題になりがちなのが、入力フォームに記入しなければならないことが多い点です。入力しているうちにストレスが溜まってきてしまってやめてしまう人も多く、フォーム入力の煩雑さや分量の多さがコンバージョンが増えない原因になっていることも珍しくありません。その対策としての取り組みがEFOとなっています。

EFOの典型的な内容

EFOのやり方は多岐にわたっていますが、典型例を見てみるとわかりやすいでしょう。例えば、住所を入力するときに郵便番号を入力するだけで自動的に市区町村までフォームに表示させるというのはEFOの典型的なものです。ユーザーの入力負担を軽減できるだけでなく、住所が正確に入力されるメリットがあります。いくつかの特典から希望のものを選べるという場合や、申し込むコースが複数ある場合などに名前を入力させず、プルダウンメニューから選べるようにするのも一例です。

また、誤入力を防ぐのを目的としたEFOもあります。誤入力をして送信するとエラーが発生してしまいますが、誤っていたところを全て探して直すのは大きなストレスになるのは明らかでしょう。そのリスクを下げるためのEFOとして、例えば振り仮名を入力させるときにフォームの中に記載例をカタカナで入れておくことでひらがなで入力してしまう方法があります。また、半角数字で入力すべき欄に全角文字が記入されたらフォームを赤色にしてアラートを出すというのもよくあるパターンです。

不必要な入力作業をさせないようにすることで負担を軽減するEFOも知られています。必須項目は黒枠、任意項目は灰色枠のフォームにして区別し、必須項目だけ入力して送信しようという人をガイドするのが基本的なやり方です。

EFOは解析と改善が基本

EFOは最適化プロセスなのでユーザーに合わせて改善するのが基本です。フォームの入力中に離脱してしまっているユーザーがどの項目を入力していたのかを解析し、入力をしやすいようにする方法を一つ一つ考えていきます。場合によっては任意項目にしてしたり削除してしまったりすることも考慮する必要があるでしょう。ユーザーの行動を分析して試行錯誤を繰り返すことでエントリーフォーム最適化が実現でき、フォーム入力を完了して申し込みをしてくれるユーザーが多くなります。