meta keywordsとは
meta keywords(メタキーワード)とは、HTMLファイルのタグ内に記述するメタ情報(メタタグ)のひとつです。メタタグはWEBページの情報を検索エンジンやブラウザなどに伝える役割を持っていて、情報提供や表示するページに関する指示を出すことができます。そんなメタタグに記述することができるもののひとつであるmeta keywordsは、記述したページがどういったキーワードに関連しているのかという部分を検索エンジンやブラウザに伝えることが可能となっています。記述できるキーワードは一つだけではなく、複数のキーワードを記述することができるところが特徴です。
このため検索エンジンでmeta keywordsに設定されたキーワードが検索された際、記述されたページが上位に表示されるように働きかけることが可能となります。ただmeta keywordsは検索して上位表示されたいキーワードを全て記述できるわけではないため、どのようなキーワードを記述するのかがポイントです。このような点からSEO対策の一つとして利用されていた経緯がありますが、徐々にメタタグに記述する必要性がなくなってきたと言われています。
meta keywordsの必要性がなくなってきた理由
meta keywordsはその定義や特徴から、SEO対策の一つとして利用されていました。ただ2019年11月以降はメタタグに情報として記述したとしても、Googleがサポートするメタタグの一覧に含まれていないことからクローラーに無視される状態となっています。その理由としては、meta keywordsが悪用される状態が続いていたためだと考えられています。2000年代はmeta keywordsを利用したSEO対策は一般的に利用されていたものの、一部の悪質なユーザーやウェブマスターによってmeta keywordsに狙いたいキーワードを詰め込んで上位表示をさせるという行為が横行するようになったのです。
このようなブラックハット的な使われ方をしていたことが懸念されるようになり、Googleがサポートするメタタグの一覧から外されてしまったという経緯を持ちます。それ以外の理由としては、meta keywordsが使われていた頃は検索エンジンがあまり確立されていないころだったのに対して、現状では検索エンジンの機能性も向上している点が挙げられています。検索エンジンの機能性が向上したことでmeta keywordsでのSEO対策にはあまり効果がない・必要がないと判断されたのです。
これらの点から、現状ではmeta keywordsを使ったSEO対策はできないとされています。ただGoogleのサポートするメタタグの一覧から外されているだけなので、それ以外の用途で利用できる可能性はあるのではないかと考えられているようです。