PV(Page View)とは
PVとは、Page Viewの略で、あるWebページがブラウザに表示されること、つまりインターネットで閲覧されることを意味しています。PV数は、あるWebページが何回ブラウザに表示されたか(=閲覧されたか)を表す数値となります。PV数はWebサイトがどれだけ閲覧をされているかを測るための最も主要な数値の一つです。Webサイトを運用するうえでは、押さえておくべき数値となります。例えばネットショップを運営する場合、商品Aのページ、Bのページ、Cのページがあり、それぞれのPV数が仮に100、30、2だとすると、Aのページは最もよく見られているのに対し、Cのページはほとんど見られていないことがわかるので、PV数を把握することで、そのような結果となった理由を考え改善につなげていくことができます。PV数はアクセス数と呼ばれることもあります。
同じく、WEBサイトの閲覧を測る数値として、訪問数という数値があります。訪問数はセッション数とも呼ばれ、PV数と合わせて見ることで、Webページの状況をより詳しく把握することができます。
訪問数とは何か?PV数との違いは
訪問数とは、Webサイトが訪問された回数を意味します。一人の人がそのサイトを閲覧し始めてから閲覧を終えるまでの行動を1つの訪問とみなし、カウントします。例えば、ある人がネットショップで商品AとBとCのページを見て閲覧を終えたとすると、PV数としては3になりますが、訪問数は1となります。リアルな店舗を思い浮かべた場合、そのお店に来たお客さんの人数が訪問数、お客さんが見た売り場の総数がPV数というような形になります。
ただ、リアルな店舗と違い、ネットショップを訪れたお客さんは、ページをブラウザに表示したままパソコンを離れて違うことを始めてしまうこともできるので、訪問数は一定の時間内に連続して行動、つまりページの移動が続いている場合に一つのまとまりとしてカウントされます。PV数や訪問数を把握するために使用されているアクセス解析ツールにより、訪問数のカウントの詳細のルールは異なりますが、広く利用されているGoogle Analyticsという無料の解析ツールでは、行動の間隔が30分以上空いた場合は、新規の訪問としてカウントされます。
PV数と訪問数を知ることで、わかること
PV数と訪問数を知ることで、Webサイトの状況を知り、課題がある場合は改善に役立てていくことができます。Webサイトの運営を始めたら、まずはたくさんの人に訪れてもらい、色々なページを閲覧してもらえる状況を目指すことが多いと思います。その際に、例えば、サイトのPV数が仮に10で訪問数が10であった場合、訪問人数が10人で、一人当たりの閲覧ページ数が1ページであることがわかります。この状況であれば、集客に力を入れるとともに、訪問した人にサイト内の他のページも見てもらえるように、リンクをわかりやすく配置したり、ページ数を増やしたりという対策が考えられます。PV数が仮に100で訪問数が10であった場合は、一人当たりの閲覧ページ数が10ページと多く見られていることがわかるので、集客に重点を置いて対策すればよいとわかります。PV数と訪問数が両方100であれば、ページの充実に注力するべきとわかります。
このように、PV数と訪問数の両方を合わせて把握することで、片方の数値だけでは見えていなかった状況を知ることができます。