UI(User Interface)

UI(User Interface)とは

Interfaceを和訳すると境界面または接触面です。UIの場合には接触面ととらえるとわかりやすくなります。UIのUはユーザー、使う人です。使う人との接触面をUI(User Interface)といいます。車ならハンドルがUI(User Interface)です、車という装置を使うためにはハンドルというUIを操作しなければなりません。最近よく使われるUIという言葉は主にコンピューター関係の話題に使われます。コンピューターのハードに関するUIはキーボードです。しかし、もう一つ非常に使い勝手のいいUIが開発されました。それがマウスです。キーボードはタッチ速度で使い勝手が大きく変わります。その点マウスは、誰が使ってもキーボードよりも直感的にパソコンの操作ができます。

そのマウスを凌駕したUIがタッチインターフェースです。指やペンなどをディスプレイにタッチさせることによってコンピューターを操作します。タッチインターフェイスの出現でタブレット端末が生まれました。タブレット一つあればキーボードやマウスがなくてもコンピューター操作が可能になったのです。そしてタブレットよりももっと小型化して持ち運びに便利になったのがスマートフォンです。スマートフォンの出現でコンピューター操作のためのUIはとても直感的でコンパクトになったのです。使い慣れればスマートフォンを持った手でスマートフォンの操作ができます。最新のタッチインターフェイスでは複数の指で操作することもできます。

また、最近注目されているUIは声です。声を出して命令するだけでコンピューターの操作ができてしまいます。コンピューターに関してのUIは年々手軽で使いやすくなっています。声はその最たるものかもしれません。特に画面を見る必要もありません。声に出して指示をすればいいのです。「○○県の明日のお天気」と指示すれば特定の地域の天気予報を見ることができます。キーボードインターフェイスでは、コンピューターをスピーディーに操作したければトレーニングが必要でした。声で操作する場合には特別な技術は必要ありません。特にコンピューターを知らない高齢者の方や子供でもコンピューターを操作できるのです。

WEBサイト上のソフトに関するUIとは見やすさや使いやすさを指します。またWEBサイトを見るユーザーが、自分の欲しい情報を探しやすくするデザインや構造のことです。テキストの大きさもUIの一つです。メニューやカテゴリー構造が明確なこと、それらが視覚的に探しやすいデザインになっていることが大切です。せっかく紹介されている商品に興味を持っても詳しい商品情報が分かり難かったら買う気にならないかもしれません。買いたいと思っても、購入ページにたどり着くまでに時間がかかれば購入意欲は減退してしまいます。WEBサイトのUIはそのままそのWEBサイトを見た人の満足度につながります。