CMS(Contents Management System)

CMS(Contents Management System)とは

CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略語です。通常WEBを作成するには文章構造を指定するための言語であるHTMLや、サイトのデザインやレイアウトに必要な言語CSSなどの専門的な知識を必要とします。しかし、CMSはこれらの知識がなくてもWEBサイトを作成することができ、さらには、管理や更新も簡単にできるシステムなのです。

例えば、今までは企業でWEBサイトを作成する場合は専門知識をもった人間が、サイトの文章などをHTMLで記述しCSSでデザインやレイアウトを記述。そして、必要なデータをサーバーにアップしていました。また、サイトの管理や更新もこれらの専門知識を持つ人間しかできませんでしたが、CMSを導入することによって誰でもサイトの構築や管理、更新が可能となるのです。

CMSを利用するメリットとは

CMSを利用するメリットは主に5つ。1つ目は上記にもあるように、コンテンツ作成や更新が簡単で分業体制がとれるということです。CMSを導入することによってコンテンツの投稿やデザインの変更などを、専門知識をもつ担当者だけに頼らずに済むのです。

2つ目はWEBサイト全体に統一感がでるというメリットがあります。CMSを取り入れてWEBサイトを作成する場合、多くがテンプレートを使用しますので背景のデザインやフォントなどのバランスが良く全体的に統一感がでます。統一感のあるWEBサイトはユーザーにも見えやすく使いやすいので、結果、好まれるサイトとなるのです。

3つ目はリンク切れがなくなります。サイトやコンテンツの更新の管理がうまくできていない場合、サイトにアクセスができなくなります。これをリンク切れといいますが、サイトがリンク切れとなると検索エンジンからの評価も下がり、検索結果も下位に下がってしまうのです。CMSを利用することによってWEBサイト全体を管理し更新もできますので、リンク切れの心配がなくなります。

4つ目はCMSを利用することによってサイトがSEOに強くなるメリットがあります。CMSで作成されたサイトのコードが検索エンジンに好まれる構成となっているのです。そのため、効率的に検索結果を上位に持ってくることができます。

最後5つ目のメリットは、プラグインが豊富などいうことです。プラグインとはソフトウェアを拡張する機能で、これらを利用することにより、WEBサイトのグレードアップが簡単にできます。

CMSの種類

CMCには大きく3つの種類があります。1つ目はオープンソース型のCMSです。これは、プログラム本体のソースコードが一般に公開されているので、基本的にはライセンス費用がかからず比較的低価格で導入することができます。代表的なものにWordPress、Joomla!などがあります。

2つ目は商用パッケージ型のCMSです。システムの売り手が商品として販売しているCMSとなり、売り手による公式サポートが受けられるというメリットがあります。その反面、ライセンスに費用がかかったりWEBサイトに応じてコストが上昇したりしますので、オープンソース型より費用がかかります。代表的なものはHeartCore、Sitecoreなどです。

3つ目はフルスクラッチ型CMSです。このCMSは作成するWEBサイトに合わせて独自に作成するCMSで、自社のシステムとの緊密な連携などが必要となり、導入するまでの期間が長くなり、費用も高額となります。